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ニュースリリース

セーラー万年筆株式会社発行の新株予約権付社債(劣後特約付)引受 に関するお知らせ

プラス株式会社(東京都港区 代表取締役会長兼社長 今泉嘉久、以下「プラス」)は、2020 年 6月23日、筆記具を主とした文具及びロボット機器の製造販売を行うセーラー万年筆株式会社(東証2部上場 本社:東京都墨田区 代表取締役社長 比佐 泰 以下「セーラー」)との間で、同社が第三者割当の方法で発行する無担保転換社債型新株予約権付社債(劣後特約付)(以下「本新株予約権付社債」)を引き受けることを決定しましたのでお知らせいたします。

セーラーは 1911年の創業から100年以上にわたり、万年筆・ボールペンといった筆記具・文具を製造販売してきた歴史を持ち、広島県呉市に筆記具製造工場を保有しています。また、1969年からはロボット機器(射出成型品取出装置)の製造販売を開始しており、東京都青梅市にロボット製造工場を保有しています。特に、筆記具・文具の事業においては、万年筆・インクメーカーの日本における先駆者として「SAILOR」のブランドは広く消費者に認知されており、万年筆の修理サービスである「ペン・クリニック」や万年筆のインクをブレンドして色を調合する「インク工房」といったユニークな取り組みも行っています。

プラスでは、2018年5月にセーラーとの間で資本業務提携を実施し、第三者割当の方法で同社発行済株式総数の14.36%を保有してまいりました。その後、現在に至るまで、セーラーとプラスのコラボレーション製品(オリジナル万年筆・インクとノートセット)の開発・販売や、プラスが中国事業で販売する筆記具のセーラーによるOEM供給などを実施してきました。このほか、セーラーの工場の製造工程改革、製品開発や販売・マーケティング活動の充実化などの領域での人材交流も深める中、本日付けで公表されております「コーラス株式会社 事業開始のお知らせ」の通り、セーラーの国内営業業務を、新設立のプラス子会社が受託することを決定しており、同社を通じたメーカープラットフォーム事業も間もなく始まるなど、今後も両社企業価値の中長期的な向上に向けた連携を深めてまいります。

また、セーラーにおいては、同社の得意分野で世界的にも競争力を有する万年筆を始めとした高付加価値型の筆記具、及び万年筆用インクに経営資源を集中し積極的に投資を行っていくことで売上高と利益の拡大を目指しています。同社では本新株予約券付社債の発行で調達する資金を広島県呉市の天応工場内の新工場建設と万年筆製造設備の更新・増設、ならびに新製品開発のための投資に使用する計画です。昨今の外部環境は新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大と、それによる経済活動の停滞もあり厳しい局面にありますが、今回調達の成長投資資金の活用により、万年筆を始めとした高付加価値型筆記具の事業競争力の「質」・「量」両面での強化に向けて、今後もプラスと協働連携で取り組んでまいります。

なお、本新株予約権付社債における新株予約権を当社が行使した場合には、セーラーはプラスの子会社となることが見込まれています。その際には相互の経営自主性を尊重しつつ、両社の持続的な成長と企業価値向上を目指す長期的パートナーシップのもと、プラスが目指す "統合型文具メーカー"というゴールに向けてともに歩んでまいります。

第三者割当による無担保転換社債型新株予約権付社債の発行要項に基づき、当社は以下の通り、セーラー社発行の本新株予約権付社債の割当てを受ける予定です。

 

(1) 払込期日 2020年7月13日
(2) 新株予約権の総数 20個
(3) 社債及び新株予約権の発行価額 社債:金20億円(各本社債の額面金額1億円につき金1億円)
新株予約権:本新株予約権と引換えに金銭の払込みを要しません。
(4) 当該発行による潜在株式数 15,037,593株
(5) 調達資金の額 金2,000,000,000円
(6) 転換価額 1株当たり133円(固定)
(7) 募集又は割当方法(割当予定先) 第三者割当の方法により、プラスに対して、総額を割り当てます。
(8) 利率及び償還期日 利率:本社債には利息を付さないものとします。
償還期日:2027年7月13日
(9) 償還価額 各本社債の額面100,000,000円につき金100,000,000円
(10) その他 上記各号については、金融商品取引法に基づく有価証券届出書の効力発生を条件とします。

 

 

本件に関するお問合せ先

プラス株式会社 港区虎ノ門4-1-28 虎ノ門タワーズオフィス12F
コーポレート本部 コーポレートコミュニケーション部
広報・宣伝室 室長 藤原
Tel.03(5860)7012  Fax.03(5860)7070

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