プラスの文具使ってみた|Vol.1 Kaite
繰り返し使える高精細の新感覚磁性メモパッドクリーンノートKaiteが、
新開発シートの採用によって、より使いやすくKaite2となってリニューアル!
そこで今回は、普段からイラストやデッサンを描くことが多い皆さまにお願いして
愛用品を描いていただき、Kaite2の使用感を伺いました。
1:選んだ愛用品とその理由 2:Kaite2を使ってみた感想 3:Kaite2が活躍しそうな場面
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船越加那さん(イラストレーター・図面書き)
- 1:トートバッグ。たくさん入って丈夫なところがお気に入り。筆記用具に本、手帳…仕事柄荷物が多いので、毎日のように持ち歩いています。2:デッサンに集中してうっかり擦っても消えないので安心。すっと消せるのも気持ちがいいですね。3:電車などの移動中にアイデアスケッチを練るのに便利だなと思いました。
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原麻里子さん(コピーライター)
- 1:スニーカー。スポーティーすぎないデザインが気に入っていて、同じものを買い直して履いています。そろそろ3足目を検討中。2:ペンを動かす速さによって線に抑揚を出せるのがいいですね。薄くて軽く、フチに厚みがないのも扱いやすかったです。3:手や服が汚れないので子どものお絵かき用に良さそう。(昔使っていた磁気のお絵かきボードの高性能版!)
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上田さつきさん(武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科3年生)
- 1:リップ。リップのカラーもゴールドのパッケージも大好き。ここぞ!という気分が良い時に使いたいお気に入りの1本です。 2:描き心地がさらさらしていて描きやすかったです。(普段のデッサンではiPadのProcreateや鉛筆を使っています) 3:ミーティングなどに活躍しそう。
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纐纈智生
(プラス株式会社オフィスデザイナー) - 1:アイデアスケッチ。Kaite2もデザインワークの際に使っています。お客様への提案時に、オフィスデザインのアイデアを即興で描いて共有する際に活躍しています。2:線が細くなめらかでペン先も選べるので、本格的な作画にも対応してくれます。3:ミーティングシーンや商談時のアイデア共有に便利ですよ。
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消しカスゼロ!消耗品ゼロ!
エコで経済的な新感覚メモパッド。
独自技術の磁性シートによって、鉛筆のような自然な書き心地と表消し・部分消しを実現したクリーンノートKaite。磁力だけで繰り返し書き消しできるのでインク不使用、消しカスも出ずに清潔。紙やマーカー、電池などの消耗品を一切使わないため環境にもやさしく経済的です。リニューアルしたKaite2には、従来よりもコントラストを高めた新開発のシートを採用。より見やすく書けるようになりました。専用アプリ(無料)を使用すれば、筆記面に描いた絵や文字を補正しながらきれいに保存することもできます。
Kaiteについて、
開発者に聞いてみた!
新感覚の磁気ノート、クリーンノート
KaiteがKaite2としてリニューアル。
さらに、クリーンボードクレアの壁掛けタイプは2020年グッドデザイン賞、
日本文具大賞優秀賞を受賞。
ますます注目のクリーンノートKaiteについて、
初代Kaiteから開発に携わっている、
VISION事業部のマーケティング担当吉田創太と
技術担当石津美晴に話を聞きました。
Kaiteを開発することになった
経緯を教えてください。
吉田
VISION事業部の主要アイテムはホワイトボードなのですが、描くことが好きな人が集まっているせいか、普段からホワイトボードに描いてコミュニケーションを図ることが多いんですね。そんな中で「手元で自分の考えが整理できる、自由に描けるツールがあったら便利だよね」という意見が出たのがはじまりです。一方で、ホワイトボードを利用されているお客様から「マーカーペンのカスが気になる」「書きたい時にインクが切れていて困った」などの声も挙がっていたので、両方の意図を汲んだ製品を作ってみようと自然偶発的に生まれました。
表面から消せる磁気シートは
どのように生まれたのですか?
吉田
自由に描ける、消しカスが出ない、繰り返し使えるといった条件を実現するために検討を重ねる中、昔の玩具の磁気ボードが挙がりました。磁気ボードはシートの中に黒い鉄と白い酸化チタンが入っていて、磁石がついているペンで磁石の粒を集めて引き上げることで描いて、裏面から磁石で引っ張ることで表面を一気に消すというメカニズムです。
石津
私たちが開発したのは、消したい箇所だけを表面から消すという技術です。シートの中には鉄とチタンを混ぜ入れた微細なマイクロカプセルを入れています。磁石のペンを使うとこのマイクロカプセルの中の鉄粉が引きつけられ黒い部分が上に、専用イレイサーを使えば鉄粉が下がって白い部分が上になり、表面からの部分消去を可能にしました。
ペンにも何か工夫が
施されているのですか?
石津
そうなんです。実は、ペン先がマグネットだけだと文字がぼんやりと滲んでしまうんです。よく見ると円柱になっているのですが、このヨークという円柱の中に1㎜のマグネットを入れることで磁力を制御し、鉛筆のような細い線を実現しました。また、字を鮮明に書くにはペン先とシートを垂直に密着させる必要があるため、持った時に自然と垂直になるようにペン先に角度をつけています。
吉田
ペンは文具の中でも最も人によって好みが分かれるので、形や太さは何パターンも試作しました。あとはアクリルですね。普通のペンは中心に芯がありますよね。ですから芯がなくても描けることを表現するために透明な仕様にこだわりました。
シートはかなり薄いですが、
薄さにもこだわったのですか?
石津
「裏紙にアイデアを描くように、気兼ねなく自由に描いてほしい」という思いがあったので薄さにはこだわりました。わずか3㎜しかないため材質によっては反ってしまい、材質や金型を変えて何度も作り直しましたね。
吉田
言葉だけだと平行線になってしまうことも、感覚的、直感的に文字や絵をブワーッと描くことで新しい発想につながり、コミュニケーションも広がると思っています。デジタルにはないアナログならではの気軽さで、「手描きって楽しい!」と多くの人に思ってほしいですね。
次世代ホワイトボード
「クリーンボードクレア」。
マーカーを使わないから消しカスが出ない。インク切れの心配もメンテナンスも不要。これまでの悩みを解消した、次世代ホワイトボード。壁掛けタイプは、2020年グッドデザイン賞、日本文具大賞優秀賞を受賞。準備不要で場所を選ばずに使えるアナログの良さを活かした、バランス感覚に優れたツールとして評価されました。