ハイブリッドワークがスタンダードになってきた今、
オフィスに集う意味が問われ、その価値が再認識されている。

同じ目的を持った仲間がいる。気軽に相談できる相手がいる。
人と人、人と組織がつながり、出会いや交流が生まれる場。
リアルなコミュニケーションは社員のウェルビーイングを満たし、
ひとりひとりのエンゲージメントを高めてくれる。

オフィスには、リモートワークでは
生まれない価値がある。

オフィスと仲間とリモートと。

これからのオフィスを考えていく上で大きな転換期となったコロナ禍による一斉リモートワーク、そしてハイブリッドワークへ。今回、部署も世代も異なるメンバーが集い、それぞれの視点から、2020年4月からの一年半を振り返ってみました。

プラス市ヶ谷オフィス。2021年4月、「ワーキングサロン」をコンセプトにリニューアル。
関連記事:新しくなった市ヶ谷オフィス、絶賛フル稼働中 >

リモートワークは便利。
でも、
コミュニケーションはまだまだ難しい。

岡本
ハイブリッドワーカーを対象に行ったアンケート調査を見ると「リモートワークでのメリット」(5ページアンケート)は、プライベートや衛生面のメリットが半数以上、次いで、ソロワーク、ミーティングがはかどるという順でした。私の場合、ミーティングは会ってしたいと思いますけどね。

野中
オンラインだと用件が済めばだいたい終了で効率的だからじゃない?リアルに集まると「あれどうなった」とか他の案件の話や雑談もするから。


オンラインだと必要なこと以外あまり話さないですよね。気軽に話しづらいのでコミュニケーション不足も感じますけど。

岡本
確かに、部署に新入社員が入ったのですが、日々の仕事に追われてあまり声掛けができずに申し訳なかったなと感じています。

宮下
リモートだと上司に相談しづらいです。営業の場合はメールか電話が基本ですがメールだと時差が出るし、電話だと躊躇してしまい、オフィスなら仕事の隙間を見計らって相談できるのになと。

野中
チャットでやりとりできれば理想だけど相手にもよるよね。絶対確認したい場合は電話が確実だろうけど。


営業は進捗共有が重要なので、問題が生じた時などは電話で迅速に報告しています。共有して安心したいというか。

齋藤
生の声を届けるのは大事ですよね。そういった安心感はリアルなコミュニケーションじゃないと伝わらない気がします。

岡本
私の場合、例えば野中さんに、事前に用件を送信し、電話で二重にお願いしているかな。声のほうが熱量や危機感が届くというか。

野中
危機感は毎回ひしひしと伝わってくる(笑)。リモートになってコミュニケーションが変わってきたよね。今まで現場で直接伝えていたこともメールや電話だと一度立ち止まって考えないといけない。小さなことだけれど、そういった日々の負担は蓄積していくと思うな。

同じ空間にいると仲間意識を
強く感じることができる。

Suwaryと連動した座席にはわかりやすいようにSuwaryマークを表示。

近くで待ち伏せ!?
フリーアドレスは、
他部署の人と話すチャンスが広がる。

岡本
オフィスワークで変わったといえば、市ヶ谷オフィスもリニューアルとともに完全フリーアドレスになりました。

野中
オフィスのモジュールはずいぶん変わったよね。出社率を50%に抑えることで一人当たりの面積は広がったけど、コロナ禍をきっかけに人と間隔を空けることがスタンダードになったというか。

宮下
僕はフリーアドレス、すごく気に入っています。Suwaryで誰がどこにいるか分かることで、話す機会の少なかった開発部の方とも話しやすくなりました。先日も相談に乗っていただき、抱えていた案件をスムーズに運ぶことができました。

※Suwary:デスクを簡単にIoT化し、予約管理・利用推進ができる簡易座席予約アプリ。ボクシーズ株式会社とプラスの共同開発。
https://kagu.plus.co.jp/suwary/

齋藤
私も名前と顔が一致することで他部署のメンバーから話しかけられる機会が増えましたね。

野中
いい効果が出ているよね。座席がミックスされることでコミュニケーションが取りやすくなり、会社における自分自身のネットワークも広がると思う。

齋藤
固定席は各部署にテリトリー感があって、行きづらかったですよね。

岡本
テリトリー…。どの部署でも感じていたんですね(笑)。集中したい時はデザイナーが没頭しているエリアに、営業にちょっと相談したい時なんかはその人がよく利用する席の近くでスタンバイしています。


出待ちですか(笑)。でも自分で働く場所を選べると、その日のモチベーションが上がりますよ

アンケート

影響し合える仲間がいるから、
結局、オフィスに来てしまう。

岡本
働く場所に変化をつけられるのはいいよね。一方で、部署のメンバーが分散するとこれまで同じ空間で自然と共有できていたことができなくなり、チームワーク感が薄くなっていないか気になります。

齋藤
商品開発部では、週に一度、サテライトオフィスに集まる日をつくって情報共有しています。やはり同じ空間にいると仲間意識を強く感じますね。


周囲から聞こえてくる声や気配って意外と大事ですよね。仲間が頑張っていると自分も頑張ろうと思える。

宮下
私は、他の営業がどのように仕事をしているのか知りたいので、オフィスに来ます。あと、プロジェクトは基本的には各部署の集まりなので、デザイナーや開発、業務などメンバーが近くにいると仕事の話がすぐできるのもいいなと。

野中
そうだね。プロジェクトを通して他部署の先輩から教わることも多々あるからね。


市ヶ谷オフィスは完全クローズドじゃないから、いろんなチームの気配を感じるのもいいです。

岡本
熱量は伝播するからね。気配や熱量、自然な共有など、やっぱりオフィスだからこその良さはあるよね。

人はきっと、本能的に
コミュニケーションを求めている。

野中
リモートワークは確かに効率的だけれど、発信力が弱い人の存在感が薄れる危険も含んでいるため課題もあると考えています。出社していれば気配で気づくことができてもリモートではそうはいかない。オンラインでつながるとはいえ確実にコミュニケーションは減るし、リテラシーやエンゲージメント低下につながってしまう。

齋藤
出社率を抑えている分、人と会う機会は確実に減っていますよね。出社すれば誰かに会うし、互いの様子も自然とわかるので会社全体のチーム力につながっていたと思います。

岡本
在宅でもサテライトでも仕事ができるのに、なぜオフィスに出社するのか。改めて考えた時、やはり人は本能的な部分で人との関わりを欲しているのではと思いました。結局、オフィスに来るのって仲間とのコミュニケーションであり互いに影響し合えることが大きいなと。


コミュニケーションの部分が解決できれば、ハイブリッドワークはすごくいいスタイルだと思います。

岡本
やっぱりこうやって会って話ができるのは楽しいですね!今回は、みなさんご参加いただき、ありがとうございました。

リニューアルからもうすぐ1年

プラス市ヶ谷オフィスの
おすすめTIPS

オフィスとリモートのハイブリッドワークの環境を整えるため、プラス市ヶ谷オフィスは2021年4月にリニューアルしました。人との距離における新しいスタンダードやオンラインミーティングの定着など、ソロワークの強化とともにミーティングスペースの充実など、新しいモジュールによってオフィス内に変化が生まれています。リニューアルから一年近くが経過し、ここで働くスタッフがどのような感想を抱いているのか話を聞いてみました。

  • TIPS & STAFF VOICE

    仲間の気配を感じながらのソロワークは、自宅よりも集中できる気がします。息抜きに人と話せるのも、オフィスだからこそだと思う。

  • TIPS & STAFF VOICE

    オフィスのデスクは広くてモニターも2台あるので、ソロワークも快適。結局、出社しています。

  • TIPS & STAFF VOICE

    プロジェクトメンバーと意見交換し合う時によく活用。メンバーともリラックスして話せている気がする。

  • TIPS & STAFF VOICE

    サクッと共有できるミーティングスペースはよく利用します。中間収納が仕切りになっているのでソロワークスペースでは集中できます。

  • TIPS & STAFF VOICE

    プロジェクトルームはガラス張りで天井も開いているので気配を感じつつ熱量が伝わるのがいいですね。

  • TIPS & STAFF VOICE

    すっかり定着したオンラインミーティング、大切なお客様とは、失礼のないように何よりも防音が大事。オフィス内の声は意外と漏れてますからね。