Y株式会社様
ハイブリッドワークの定着を機に、
長年続いていた対向島型のデスクレイアウトを一新。
「“働く、”を楽しむ」をコンセプトに、
多様な働き方が叶うフレキシブルな環境を設計しました。

在宅と出社のハイブリッドワークを実践しているY社様は、多様な働き方に対応するため、2015年のビル竣工以来初の試みとなるオフィス改革に着手。仕事の中身にフィットする3つのワークスペースと交流を活性化させるコミュニケーションスペースをちりばめることで、「“働く、”を楽しむ」オフィスへリニューアルしました。
オフィスだからこそできる
働き方とその喜びを追求。
働き方とその喜びを追求。
働き方が多様化する現代において、ワークスペースもフレキシブルでありたいと考えたY社様は、仕事のスタイルを3つに分類。社内アンケートを踏まえながら、それぞれの役割に沿うワークスペースを構築しました。「コワーク」は、チームでのアイデア出しに適したエリア。風通しの良い空気感で話せるよう、開かれた場所に大きなテーブルを設置しました。「プラーザ」は、周囲の人と会話を交えつつ作業するエリア。気軽に足を運びたくなる広場のような雰囲気があり、複数のデスクとチェアからお気に入りの場所を選べます。

「フォーカス」は、個人で資料作成する作業などに向いたエリア。落ち着いたカラーのパーテーションで周囲の視線を遮断し、集中できる空間に仕立てました。
もう一つのポイントは、点在するコミュニケーションスペース。会社に来た時にいつでも話しやすい雰囲気はもちろん、「誰とでも話せるきっかけ」を作れるよう、交流の場も設計しました。
注目したのは、各フロアをつなぐ内階段の周辺。人とすれ違う際に生まれた偶発的な会話が、そのまま発展しやすいよう談笑のスペースを近くに設けました。ソファ席やカフェスペースを設置して休憩に誘いやすくしたり、自社商品の展示スペースを設けることで自然と足が止まり会話が生まれるようにしています。
納品後に実施した社員アンケートでは、「使い勝手が良い」「出社ならではの働き方が理解できた」というお声をいただきました。オフィス改善の具体的な要望も上がるようになり、働き方への意識が高まっているようです。
本プロジェクトは、ワークプレイスの最適化を目指して分析と改善を繰り返す長期計画です。納品後も照度、気温、座席利用率といった環境調査を実施し、働くことを心から楽しめる環境を追求していきます。


上:透明なミーティングブースを導入し、会議の様子をオープンに。開放感と防音性を兼ね備え、気持ちよく議論に集中できる。下:自社商品のカタログやプロダクトが並ぶ展示スペース。ソファに腰をかけたときに目線が展示物へいくよう配置。