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つくる工程も、回収したあとも。
私たちにできる、環境に配慮した
仕組みづくりを。

リユース・リサイクルから廃棄までを行う、
独自のマテリアル循環型サービス。

プラスグループには、オフィス移転やリニューアルで不要になった什器などの備品を回収し、リユースやリサイクル、廃棄までを一括で管理する「MRS(Material Reverse System)」というサービスがあります。サービスを提供しているプラス ロジスティクス(株)が、オフィスへの製品納入後の空トラックの活用として不要什器の引き取りができないか検討していた中で、2002年、前橋で廃棄処理事業を営んでいたナカダイと業務提携し、リユースからリサイクル、廃棄までをワンストップで行うMRSをスタートしました。

リユース可能なものはリサイクルショップ向けに毎週オークションを開催し、買い手がつかない什器やリユース不可能な什器は徹底した分解・分別によって資源化することで、リサイクル率を99%まで高めています。不要となった什器がリユースされることで廃棄量が削減され、お客様の処分費の負担軽減にもつながっています。

MRS(Material Reverse System)イメージ図
[MRSイメージ図]
リサイクルを意識したものづくりイメージ写真

リサイクルを意識したものづくり、
オフィスビジネスで社会課題に貢献を。

前橋工場では、オフィス家具の製造過程で出る端材などを厳しい分別ルールに準じて分別。可能な限り、マテリアルリサイクルをすることで、資源の再資源化を行っています。また、プラスでは、オフィス家具の製品企画・設計をする上でも、単一素材に分別しやすい素材や構造、ロングライフ設計、サステナブル素材の採用など、サステナブルなものづくりに取り組んでいます。今後もプラスグループ全体で、持続可能な社会の実現に向けて様々な取り組みを通して、社会課題の解決に貢献していきます。

『共創パートナー 株式会社ナカダイ様に、MRSなどについてお話を伺いました』

MRSを協業していく上で、
どのように感じておりますか。

 2000年初頭に、オフィス家具メーカーとしてMRSを始めたことに先見性を感じます。リユースからリサイクル、廃棄をワンストップで行う仕組みは前例がなかったため、リユース市場の規約や運用ルールづくり、営業活動や産業廃棄物処理との法の建付け、収益化など、苦労の連続でした。MRSは、3Rの中でも一番環境負荷の低いリユースを実践する場として意義深いと考えています。

*3R:Reduce・Reuse・Recycle

企業の責任として環境への配慮が高まる中、
プラスに期待していることはありますか。

資源循環の取り組みが世の中に強く求められてきている中で、例えば、使用済みの製品から、再生できる素材(プラスチックなど)を取りだし、それを再生し、またプラス様の製品に使用するなどの先進的な取組を、MRS立上げ時同様、協業で行っていければと考えています。

ナカダイが事業に取り組む上で、
意識されていることはありますか。

世界的に脱炭素が唱えられる中、いかに私たちの事業で応えることができるか、2つの観点から取り組んでいます。1つ目は「そもそも廃棄物にしない」ために、グループ会社の株式会社モノファクトリーが運営する「リマーケティングセンター」では多様なお客様と取り組んでいます。2つ目に「資源を繰り返し使う」ためにプラスチックの再生技術を磨くことで、お客様の資源循環のご要望にお応えしています。

中古家具のオークション会場でもあるナカダイの粕川工場(前橋市)お写真
中古家具のオークション会場でもあるナカダイの粕川工場(前橋市)