社会最適のあゆみと取り組み

• 1948

  千代田文具株式会社を設立

• 1959

  千代田文具株式会社からプラス株式会社に商号変更

• 1967

  文京区音羽に本社ビルを建設し、千代田区神田より移転

創業期

今泉商店と鈴木商店が合併して｢千代田文具」を創業。両社長はそのまま代表取締役社長を務め、当時「二人の社長がいる珍しい会社」として話題になりました。1959年、ブランド名「プラス（PLUS）」を社名へ採用。「二つの商店が一緒になり相乗効果を発揮していく」「世の中にプラスになる会社にしたい」という想いが込められました。

• 1982

  社員の服装を自由化

• 1984

  パーソナル文具セット「チームデミ」発売、累計約650万個発売のメガヒットへ
  （1985年「日経優秀製品・サービス賞 優秀賞」ほか多数受賞）

成長期

1982年、当時は珍しかった社員の服装自由化を実施し、翌年には今泉嘉久（現会長）が40歳の若さで社長に就任。「自由闊達に発言する文化」が定着したうえ、働く空間を活性化させる発想力が幅広いオフィス事業の展開に繋がりました。その中で、製造卸売業から「ゼロからイチを生み出すメーカー」へと成長。産業複合施設「プラスランド」やベトナム工場を設立し、地域や環境と共生するモノづくりを推進していきました。

• 1991

  産業複合施設「プラスランド」（群馬県前橋市）竣工、自社工場を持つ本格的なメーカーへ

• 1996

  ベトナム・ドンナイ省に「ビエンホア工場」竣工

• 1997

  アスクル株式会社を設立

• 2001

  主力営業部門と有力卸が統合、ジョインテックス株式会社を設立（のちにプラス株式会社と合併）

• 2006

  本社を港区虎ノ門へ移転

• 2007

  個人情報保護スタンプ「ケシポン」発売、初年度120万個発売のヒットへ
  （2008年 「日経優秀製品・サービス賞優秀賞」を受賞）
  "ブランド強化元年"として商標をリニューアル

変革期

「お客様満足を最優先しつつ、自社の満足も追求する」。このビジネスモデルを「アスクルモデル」として1993年に開発・開始し、小売業界に新風を吹き込みました。2007年、創業より連綿と続いてきた商標を刷新。ブルーを基調としたヴァイタリティ溢れるカラーは継承し、視認性が高くさりげない書体を用いることで、時代性を映すシンプルかつ新鮮な意匠としました。

• 2015

  プラスグループ企業理念「新しい価値で、新しい満足を。」制定

• 2018

  「DEA（I 出会い）」をコンセプトに本社・虎ノ門オフィスを増床リニューアル

• 2022

  プラスグループ サステナビリティ方針を制定
  ファニチャーカンパニー 東京オフィスを渋谷区恵比寿に移転、「PLUS DESIGN CROSS」をオープン

拡大期

創業以来受け継がれてきた風土や理念を見つめ直し、新たに企業理念を制定。同時にビジョン・価値観・行動指針を『PLUSのココロ』として明文化しました。価値観の多様化やグローバル化が進む中、次代を見据え、お客様に「新しい価値で、新しい満足を」届け続けるグループへ---- 社員一人ひとりが理念を共にし、さらなる創造力・行動力・団結力を発揮してまいります。

社会最適を追求し、拡がるプラスグループの事業領域

• ステーショナリー事業分野

  生活をより豊かにし、仕事をより楽しくする製品で、世界一の文具メーカーグループを目指します。

  • ステーショナリー事業
  • ビジョン事業

• ファニチャー事業分野

  ワークスタイルが多様化する時代にオフィスはどうあるべきか。企業文化を発信するプラットフォームとして、オフィスを進化させ、お客様の経営をサポートします。

  • オフィス事業
  • ホスピタリティ事業
  • EC事業

• 流通事業分野

  時代に合ったモノ、サービス、知識を提供することで、法人のお客様の働く場のよりよい環境づくりや業務改善をサポート。文具事務用品の店頭活性化に向けた新たなサービスの提供にも取り組んでいます。

  • （法人市場向け）ジョインテックスカンパニー
  • （個人市場向け）リテールサポート事業

• 物流・サービス事業分野

  プラス ロジスティクスグループは、それぞれの特長を活かし、連携を図ることで、プラスグループのみならず、幅広い業種・業態のお客様に、最適な物流ソリューションと、さまざまなファシリティ・エンジニアリング領域のサービスを提供しています。

• その他
  （コンサルティングなど）

  • 株式会社教育環境研究所
    学校、生涯学習施設、福祉施設等の「学びの場」の構想・計画から、教育方法や運営システムなどのソフト、建築・家具や機器などのハードまでトータルに提案します。
  • 未来創造開発センター合同会社
    ぺんてる株式会社とプラス株式会社の技術・ノウハウを活かし、新規事業領域の製品企画開発に取り組んでいます。

取り組み事例

• 流通の最適化 － アスクルモデルの創出

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  プラスグループは、バリューチェーン変革による新しいビジネスモデルを創造することで、無駄な重複行為の発生を排除し、環境負荷の低減を実現してきました。
  SDGsが掲げる目標13「気候変動に具体的な対策を」や目標９「産業と技術革新の基盤をつくろう」の達成に貢献する活動です。

  プラスで最初に社会最適を実現したビジネスモデルが、1993年にプラスのオフィス用品通販サービス事業としてスタートしたアスクル※です。
  アスクルは従来の煩雑で非効率的な流通のプロセスを、いくつもの重複行為を排除することで、時間やコストのロスを削減し、お客様と販売店双方が満足できる仕組みを生み出しました。

  

  

  その後も、調達・購買および受注業務を包括的にサポートするビズネット（株）や、オフィス・教育機関・介護福祉施設等における物品調達・管理業務の効率化をお手伝いするジョインテックスのスマート事業など、社会最適を実現するビジネスモデルを創造し続けています。
  ※ 1993年事業開始、1997年に分社化しアスクル（株）設立。2022年現在、同社はＺホールディングス（株）のグループ会社です。

  メーカー営業機能の最適化

  流通事業以外においても、ビジネスを合理的かつシンプルに再構築する活動を進め、2020年より、プラスグループのメーカー4社における営業業務を集約したコーラス（株）を立ち上げ、メーカー営業機能の社会最適化にも取り組んでいます

• 資源の循環利用 － MRS（マテリアルリバースシステム）

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  プラスグループは資源の循環利用を通じて、ゴミや二酸化炭素の排出量を減らす新たな仕組みの構築にチャレンジし、未来へつながる社会を推進します。
  この活動は、SDGsが掲げる目標12「つくる責任 つかう責任」の達成に貢献する活動です。

  プラスグループには、中古オフィス家具の循環型トータルリサイクルシステム「MRS（マテリアルリバースシステム）」という仕組みがあります。
  お客様のオフィス移転やリニューアルに伴って発生する、デスク・チェア・キャビネットなどの古いオフィス家具を預かり、リユース可能な商品は、週⼀回のペースで開催するオークションでリサイクルショップ向けに販売し、不⽤家具の効率的な市場への還元を図ります。また、オークションで落札されなかった場合や損傷が激しくリユースできない商品は、業務提携先に委託し、マテリアルリサイクルを中⼼とした適正処理を⾏っています。

  
• 自然との共生 － プラスランドの森

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  プラスグループは、事業活動と環境との調和を目指し、残された自然や多様な生物をその生態環境と共に保全することを考え取り組んでいます。この活動は、SDGsが掲げる目標13「気候変動に具体的な対策を」や目標15「陸の豊かさも守ろう」に貢献する活動です。

  1990年 （平成２年）３月より、群馬県前橋市の郊外、赤城山の南側に建設を開始したプラスランドは、森林、緑地、水辺に囲まれた約 46 万m2の自然環境の中に、オフィス家具工場を核に、木製家具工場、物流センターやオフィス、研修施設などを配した、自然と人間がバランスよく共生する産業複合施設です。
  当初桑畑だった敷地に総計58種類、3万本を超える植樹を進め、現在では高さ10m以上に成長したものも多く、「プラスランドの森」として恵まれた自然環境を形成しています。
  また、敷地周辺には塀やフェンスを設けず、周辺の豊富な自然に溶け込むよう配慮し、約17.5haの緑地は維持管理を徹底しています。2021年4月には前橋工場竣工30周年を迎えました。
  プラスランドでは、今後も自然との共生と地域社会への貢献を推進していきます。

  

  プラスランド概要

  所在地：群馬県前橋市神沢の森1
  敷地面積：463,595m2／約14万坪

  プラスランド内施設

  1. 物流センター：3,000坪
  2. センターファクトリー：5,800坪　金属製家具の生産
  3. サービスファクトリー：2,800坪　チェアの組立
  4. 工場事務棟：600坪　オフィス・カフェテリア
  5. アトリエファクトリー：3,800坪　木製家具、パネル、ホワイトボードの生産
  6. 音羽倶楽部：1,400坪　レストラン・宿泊・研修
  7. 緊急時用ヘリポート

  緑化推進への表彰実績

  

  プラスランドは、"自然と人との共生"をコンセプトに、ありのままの地形や自然の景観を損なうことなく、積極的に緑化に取り組んでいます。自然と人間がバランスよく共生する産業複合施設であることが、プラスランド全体の継続的な緑化活動として評価され、2007年には、工場緑化としては最高の栄誉である「緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」を受賞し、2015年には、群馬県花き振興地域協議会主催の「ぐんま花と緑の活用事例コンテスト」にて団体部門優秀賞を受賞しました。今後も、地域住民の方々や音羽倶楽部のお客様の憩いの場としても豊かな自然と触れ合っていただけるよう、継続的に工場緑化に取り組んでいきます。